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海洋油濁防除機器


油による海洋汚染が世界的に問題になっています。海に流れ出した油は容易に分解せず、漁場や海岸を汚染し、魚や海洋生物を死に追いやります。海の仕事を糧にしてきた株式会社カネヤスは早くからこの分野に関心を持ち、国際会議への参加や海外メーカーとの交流を通じて、わが国に適した油濁防除資機材の開発に取り組んでいます。当社が製造或いは輸入販売している海洋油濁防除機器を紹介します。


油分散剤散布装置


SAS-V型K-3型の二機種を製造しています。
SAS-V型は自己攪拌型油分散剤S-7の効果的な散布を目的に(独)海上災害防止センターと共同開発した散布装置です。
K-3型は船舶搭載型で海上保安庁の巡視艇に多数装備されている散布装置です。

堰式油回収機(TDSスキマー)


スウェーデン国フォイレックス社の日本総代理店として、特殊スクリューポンプを組み込んだ堰式油回収機を輸入販売しています。フォイレックス社の油回収機は世界各国で高い評価を得ていますが、国内でも海上災害防止センター、国家石油備蓄基地、石油コンビナート、海上防災事業者等に多数配備されています。

簡易堰式油回収機


堰式吸引ヘッドとエンジン駆動ダイヤフラム式ポンプで構成されるコンパクトな堰式油回収機です。軽量なので油流出現場に簡単に持ち込めます。

曳航式回収油貯蔵バージ(ランサーバージ)


ニュージーランド国ランサー社の日本総代理店として、ゴムボート式の回収油一時貯蔵用充気式バージを輸入販売しています。ランサー社のバージは米国沿岸警備隊が大量に採用し、国内では海上保安庁、海上災害防止センター、石油連盟、国家石油備蓄基地等に多数配備されています。
 
舷側装着型高粘度油回収装置(LSC)

作業船の舷側に装着して高粘度油を機動的に回収します。海上保安庁が全国10ヶ所の基地に配備しています。

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